シテ島はパリ発祥の地

パリという大陸の中にある町が、どうしてこんなに発展したか考えてみたことはあるでしょうか。答えはもちろん交易ですね。セーヌ川を利用した水運業のお蔭で、パリは大きくなって行きました。そしてその中心となった場所がシテ島です。言い換えれば、シテ島こそがパリ発祥の場所なのです。 そんなこともあり、セーヌ川の中州という狭い地域にもかかわらず、シテ島には観光スポットが詰まっています。まずは何と言っても、ノートルダム大聖堂が挙げられます。初期ゴシック様式建築の大傑作です。簡単に言えば、それ以前のロマネスク様式と比べて、窓などの開口部が劇的に増えています。その窓には、ステンドグラスがはめられたわけですから、堂内の雰囲気もガラッと変わったものになりました。

シテ島こそ、パリのど真ん中!

ノートルダム大聖堂の前の広場には、ポワン・ゼロ(ゼロ地点)を示す星型のプレートがあります。要するにこの地点が、パリのど真ん中という印です。「パリから何キロ」という場合、ポワン・ゼロがその起点となるわけです。 なお、大聖堂と比較して見て欲しいのが、ルイ9世によって建てられたサント・シャペルです。王宮の礼拝堂なのですが、同じゴシックでも後期の大傑作。ゴシック様式の極致を見ることができます。また、シテ島にはその他にも、マリー・アントワネットが断頭台にかけられる前の2ヵ月半を過ごしたコンシェルジュリ(元王宮)なども残っています。 建物以外の見所としては、毎日開かれている花市(日曜は小鳥市)や、シテ島の向こう岸に立ち並ぶ古書スタンド(ブキニストと呼ばれます)も人気です。昔のポスターはもちろん、スケッチなどのビジュアル系のものも多数展示されていますので、のぞいてみると意外に楽しいかもしれません。